マスターズ世界選手権の開催スケジュール|次回ブダペスト2027
世界マスターズは「続けたスイマーが集まる世界大会」
World Aquatics Masters Championships(世界マスターズ選手権)は、マスターズ区分の世界大会としては最大規模のイベント。世界各国のマスターズスイマーが一堂に会し、5歳刻みの年齢区分で競う。直近の大会は2024年ドーハ、2025年シンガポール、そして次回は2027年ブダペスト。
日本から出場するのはトップ選手に限られない。年齢区分制のため、40代・50代・60代の一般競技者でも年齢区分内の出場権を得られれば参加できる。この記事では、開催の流れと日本から挑戦するときのポイントをまとめる。
最近の開催実績と次回情報
World Aquatics の公式マスターズページから確認できる直近・次回の情報は次のとおり。
| 年 | 開催地 | ステータス |
|---|---|---|
| 2024 | ドーハ(カタール) | 終了 |
| 2025 | シンガポール | 終了 |
| 2027 | ブダペスト(ハンガリー) | 開催予定(日程告知済み) |
2027年のブダペスト大会については、World Aquatics が “Competition schedule for Budapest 2027” として告知を出している。詳細な日程・会場・エントリー開始時期は大会年が近づくにつれて更新されるため、決まった時期に公式ページをチェックしに行く癖をつけるのが現実的な向き合い方になる。
大会を構成する4つのアクアティクス種目
世界マスターズ選手権は水泳(Swimming)だけの大会ではなく、競泳・水球・飛込・アーティスティックスイミングの4種目が同じ大会名のもとに開催される。日本のマスターズ水泳選手が関わるのは主にSwimming(競泳)で、長水路プールでの競技が軸になる。
短距離(50m)から中距離・長距離、4泳法、個人メドレー、リレーまで、一般国際大会とほぼ同じ種目構成で行われるのが一般的。種目の詳細と出場可能距離は大会要項で毎回確認する必要がある。
日本から出場するまでの道筋
国内のマスターズ登録が世界選手権出場の前提になる。大まかな流れは次のとおり。
ステップ 1. 国内マスターズ登録を維持する
一般社団法人 日本マスターズ水泳協会に登録し、加盟チームに所属している状態を維持する。これが世界大会エントリーの基本条件になる。
ステップ 2. 国内大会で実績と申告タイムを作る
世界大会のエントリーには自己申告タイムが必要。協会主催大会・公認大会で出したタイムを根拠にエントリーするのが一般的な流れになる。短水路・長水路のどちらかで安定したタイムを残しておくと、世界大会のエントリー時に困らない。
ステップ 3. 出場年が近づいたら公式告知を確認する
エントリー開始時期・エントリー方法・期限・費用は大会ごとに協会を通じて告知される。World Aquatics 公式ページと協会のニュース欄を並行でチェックする。
ステップ 4. エントリーと渡航手配
エントリーはほとんどの場合オンラインで行うが、日本から多数参加する年はチーム単位・協会経由でとりまとめる動きが出ることもある。航空券・宿泊は早めに手配するのが無難(大会周辺の宿泊施設は各国選手で埋まる)。
ステップ 5. 出場
大会期間中は一般競技会と同じフロー。アップ、招集、コール、スタート、という流れで競技し、入賞・順位が公式結果として発表される。
年齢区分と記録の扱い
世界選手権の記録は、World Aquatics 管理の世界マスターズ記録として公式に認定される。記録保持者は年齢区分(5歳刻み)・性別・長水路/短水路・種目別に別れていて、それぞれが独立した世界記録を持つ。
日本記録との比較で見ると、種目・区分によっては世界記録と日本記録の差がかなり小さいものもある。そうした種目では、日本国内の主要大会で記録を更新すればそのまま世界トップクラスに肉薄するケースがあり、国内大会を「世界に近い練習場」として使えるのがマスターズの魅力になる。
出場を視野に入れるなら、今シーズンに仕込みたい3つ
次回ブダペスト2027まではまだ時間があるが、スイマーにとっての2年半はシーズン5回分。以下のような仕込みが効く。
- 国内公式大会に継続的に出場: 申告タイムの根拠となる公式記録を毎年更新しておく
- 長水路大会への出場機会を確保: 世界選手権は長水路開催が基本。短水路メインのスイマーは長水路への慣れを意識する
- 年齢区分の見極め: 2027年時点での自分の年齢区分を計算し、その区分での日本記録・世界記録と現在地の差を把握しておく
参考リンク
日程・会場・エントリー要項は大会運営側の告知で更新される。最新情報は必ずWorld Aquatics Mastersおよび日本マスターズ水泳協会の公式発信で確認を。